「受け口さん」と言われていることは分かっていました。
わたしが会社の「受付」をしているので,それを受け口とかけてみんながそう呼んでいる事も知っていました。でもわたしは自分の受け口がそれほど嫌いではありませんでした。わたし以外の受付の女の子はみんな会社の顔にふさわしい美人ばかりでした。
なぜわたしが受付に配属されたのかはよく分かりませんが、美人の群れの中でわたしは一際目立つ存在だったようで、人に覚えてもらいやすかったようです。
それに、「意外にいい人だった」「気さくなひとだね」といい印象を持ってもらえることが多いような気がします。わたしの周りに集まる人たちは、わたしの内面を見てくれているようです。受付の中でもわたしは女性同士の争いとは無縁で、むしろみんなから相談される役割のようです。
誰もわたしに見た目の美しさは要求しませんが、この受け口のおかげでスムーズな人間関係を築けているようで、得した気分です。
